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事業案内
【地下空間から未来をデザインする】
建設コンサルタントは、主に土木工学等の建設技術を駆使して、開発・防災・環境保護等に関し、調査・計画・設計・施工管理業務に携わります。公共事業における土木工事が安全に実施されるよう調査・計画し、かつ供用後も人々が安心して利用できるよう設計することが、最も重要な役目となります。
公共事業といっても、その施設の規模や機能は多種多様で、港湾、空港、鉄道、道路、橋梁、トンネル、河川、ダム、上・下水道等があります。これらの中で、私たちが最も得意とする分野は、地下に建設される構造物の設計です。地下といえばトンネルですが、トンネルといってもたくさんの種類があります。山を貫く山岳トンネル、また海の底に沈設する沈埋トンネル、「もぐらのように地中を掘り進む機械を使った」シールドトンネルなどです。私たちはこのシールドトンネルの設計に関しては件数・内容共、国内で最も豊富な実績を残しています。
また、海外におけるトンネルプロジェクト(地下鉄、高速道路、地下河川など)にも果敢に挑戦していきます。世界の大都市とりわけ発展途上国の大都市は、急激な発展により交通渋滞や環境悪化等の問題を抱えています。その問題の解決の一つが地下空間の開発整備です。
私たちは、持てる技術をフルに使ってこれらの問題を解決し、豊かな社会の創造に貢献したいと考えています。
【トンネルを作る流れ】
■どこを掘るか。
地下と言っても縦横無尽に掘れるわけではありません。地形や地盤の条件、水道管やガス管等といった埋設物などの制約条件を調べ、周辺環境に注意を払いながら、最適なルートを導き出します。さらに、トンネルの形状を考えながら排水や換気の設備等も計画したり、実際に建設する場面をイメージしながら施工に必要な機械や設備をどこに置くかも計画します。
■どうやって掘るか。
トンネルを掘る工法には当社が得意とするシールド工法の他に、開削工法、山岳工法、沈埋工法があります。当社はその中の一つであるシールド工法を用いたトンネルの設計を特に得意としています。掘る場所によってそれぞれの工法の特性を検討して、その土地や地盤に合った最適な工法を選びます。工法が決まったら、トンネル構造物の計算や解析を行い、設計します。
■安心して利用し続けられるように。
完成した後も実際に現場へ足を運び、トンネルに発生している変状を調査します。目視や打音検査、調査器材を用いた調査を行い、安全性を調べます。問題がある場合は、修繕計画の立案や、補修・補強設計を行い、発注者をサポートします。市民の安全・安心な生活を守るための重要な仕事です。
【ワークスタイル】
日常業務はデスクワークが中心ですが、実際に設計を行う土地へ現地踏査に行ったり、建設現場の見学や打ち合わせで外出したり、出張することもあります。設計では、構造計算や種々の解析を行い、CADで図面を作成し、一連の検討成果を報告書にまとめます。これからは、BIM/CIMといった3次元で図面作成を行うことも増えていきます。
仕事はチームで行います。一つのプロジェクトを完成させるために、社内だけでなく、お客様をはじめとした関係者とコミュニケーションをとり、プロジェクトを遂行していきます。