VOICES

社員紹介

入社1年目から高速道路トンネルの設計に参加
仕事を通じて大きく成長できました

設計第1部 鉄道設計A グループ長 / 2013年入社

広田 健一

Kenichi Hirota

理工学部土木工学科を卒業後、日本シビックコンサルタントに入社。地下構造物の計画・設計を行う部署を経て、現在は鉄道設計Aグループを率いている。入社1年目から高速道路トンネルの設計に携わり、3年目にはプロジェクトリーダーも経験するなど、中堅社員のホープとして会社の期待を集めている。

私が日本シビックコンサルタントへの入社を決めたのは、会社説明会で「少数精鋭の会社だからこそ、若いうちから大きな仕事に携われる」という話を聞いていたから。入社当初から「自分で設計をやってみたい、プロジェクトリーダーも経験したい」と上司にアピールしていました。

その甲斐あって、半年後には先輩のアシスタント役として高速道路のトンネル部分の設計をお手伝いするように。2年目に入ってからは自分自身で設計を行うようになっていました。正直なところ、こんなに重要な仕事を、私のような若手が担当させてもらっていいのだろうか、という不安があったのも事実。しかし、自分でアピールして獲得した仕事だけに、なんとかやりきらなければならない、と覚悟を決めていました。

現在、携わっているのは、都市部の高速道路トンネルのプロジェクト。現在、国内で計画されている土木建設プロジェクトの中でもトップクラスの大規模なものです。それだけに5年や10年で完成するものではない長期スパンの仕事です。私たち日本シビックコンサルタントは、地下に建設するトンネルの施工方法などの検討を担当していますが、正直なところ、課題は山積み。都市部のため、工事に多くの制約が生じるのに加え、地下には既に何本ものトンネルが走っています。どうすれば実現できるのか、まだ答えは見えていません。

大変な仕事ではあるのですが、「どうすれば実現できるか」と毎日のように議論していると、夢を語り合っているような感覚になることもあります。入社から10年にも満たないキャリアですが、自分の生涯の仕事に出会えた、という喜びを日々感じています。

産休・育休取得後に復職し、仕事と家庭を両立しながらキャリアを重ねています

設計第4部 地盤構造グループ / 2013年入社

田島 恵

Megumi Tajima

工学部建設環境工学科卒。大学時代に地下構造解析の研究に携わったことから、日本シビックコンサルタントへの入社を決意。地下構造解析のスペシャリストとしてキャリアを積む。2017年に第一子を出産し、出産休暇・育児休暇を取得。2018年の復職後は時短勤務で仕事と家庭を両立している。

私が学生時代に研究していたのは、土木工事に伴う地下構造の解析を簡便化する新しい方法を開発するというもの。日本シビックコンサルタントに入社したのも、地下構造物に強みを持つ企業で、自分の知識や経験を活かしたいと考えたからです。

入社後、最初に配属されたのは、構造物の耐震工事のため、地下構造の解析を行っている地盤構造解析部という部署。ボーリング調査で得られた資料を分析し、地震の際にどのぐらいの負荷がかかるかというシミュレーションを担当していました。

入社4年目に地下に構造物を建設するための計画立案と設計を手掛けている地下施設技術部に異動。ここで施工全体の流れや、様々な工法についての知見を得ました。2017年10月からは出産・育児休暇を取得。2019年5月に復職してからは現在の設計第4部で働いています。

現在の仕事は、地下に埋設されている下水道管など地下構造物の安全性を解析する仕事を担当しています。日々の業務は、設定された地盤条件をもとに、専用のソフトを使って計算を繰り返すというもの。解析結果が正しいかどうか、下水道管に補修の必要があるかどうかは、私たち自身にしか分かりません。だからこそ、自分が任された仕事に対して誠実に、こつこつと努力し続けていくことが重要だと考えています。

また、産休・育休を取得するに際しては、技術者としてのキャリアを続けていけるだろうか、という不安を感じたのも事実。しかし、過去にも復職後に活躍している先輩社員がいたことにずいぶんと励まされました。現在は子育てのため、時短勤務ですが、お互いの仕事内容を共有しやすい部署のため、周囲に気兼ねすることなく仕事と家庭を両立できています。できることなら、長くこの会社で働き続けたいですね。

地下構造物の建設は正解がわからない世界
自分の意見を持つ技術者を育てていきたい

設計第2部 部長 / 1992年入社

楢舘 学

Manabu Naradate

国立高等専門学校の土木工学科を卒業後、日本シビックコンサルタントに入社。地下構造物の建設計画を立案し、設計を行う部署を中心にキャリアを積んできた。若手時代には山岳トンネルグループで山間部のトンネル工事に携わったことも。現在は部長として、若手社員の育成にも力を注いでいる。

私が日本シビックコンサルタントに入社したのは、約30年前。その頃からみると、会社全体で「地下構造物の設計でナンバーワンになる」という思いを持って仕事に取り組んできた成果が、何件ものビッグプロジェクトの受注という形で現れ、業界での知名度も非常に高くなってきたのを感じています。入社以来、地下構造物の建設計画を立案し、設計を行う部署を中心に、現在は地下施設技術部という部署に所属しています。いままで、高速道路のトンネルや都市部の地下ジャンクション、導水路トンネルなど、現在も多くの人に使われ続けている施設の計画・設計に携わってきました。

私たちコンサルタントの仕事では、たくさんの仮定が存在します。「掘ってみるまで分からない世界」を、経験と知識で仮定して「実際の現場」で困らない設計をしていく、という部分が最も重要で大切なことだと考えています。特に、都市部の地下には過去100年近くに渡って敷設されてきた上下水管などの埋設物が膨大にあります。ときには、埋設物の諸元が不明なものもあります。このような状況のなかで「ベストな計画・設計」となるように考え抜いていくことが重要です。

現在、私は部長として若手社員の育成にも携わっていますが、人材を育てるうえで大切にしているのは「自分の意見」を持たせることと、それを理論立てて説明できる力を身に着けさせること。そのため会議などでは、私の見解を説明しつつ、部下たちの考えも積極的に発言させるようにしています。ある意味正解のない仕事ですから、若手社員の発言から、私の方が学ぶことも多々あります。

日本シビックコンサルタントは、地下構造物の分野においてナンバーワンであろう、あり続けようとしている会社ですが、どこかアットホームな雰囲気もある会社です。社員一人ひとりの個性を許容し、それを活かそうという風土があります。技術者としての成長を一生続けながら、世の中の役に立つ施設を生み出していきたいと思っている人には、大きな魅力のある会社です。

PAGE TOP